国民民主党の前原誠司代表代行兼選対委員長(左)と立憲民主党の福山哲郎前幹事長

国民民主党の前原誠司代表代行兼選対委員長(左)と立憲民主党の福山哲郎前幹事長

夏の参院選に関して相互推薦の合意文書に署名した後、記者会見する国民民主党の前原代表代行兼選対委員長(右から2人目)ら(国会)

夏の参院選に関して相互推薦の合意文書に署名した後、記者会見する国民民主党の前原代表代行兼選対委員長(右から2人目)ら(国会)

 日本維新の会と国民民主党は20日、夏の参院選を巡り京都選挙区(改選数2)と静岡選挙区(改選数2)で双方の候補者を「相互推薦」することで合意した。国民の前原誠司代表代行兼選対委員長(衆院京都2区)は、京都選挙区で立候補を予定する立憲民主党現職の福山哲郎前幹事長(60)を支援せず、福山氏のライバルとなる維新新人の楠井祐子氏(54)の支援に回ることになった。

 同じ旧民主系の議員として30年近く京都の選挙で盟友関係にあった前原氏、福山氏の「両雄」がたもとを分かつ。

 前原氏は維新の馬場伸幸共同代表らと国会内で共同会見に臨み、京都選挙区の対応について「福山さんはキャリアも積まれて立派な政治家だと思う。ぜひがんばっていただきたい。福山さんが駄目ではなくて、新たな政権交代を目指す受け皿をつくるためには、日本維新の会と協力したい。立憲民主党の中にも呼応していただける方はいると思う。福山さんを排除するとか敵対するわけではない。定数2の選挙区ですから福山さんにもぜひ当選をしていただきたい」と話した。

 福山氏は2月、前原氏や国民民主との関係について京都新聞社の取材に「非自民・反共産の理念の一致している仲間を京都では大切にしたい。今はたまたま残念な状況で党は違うけれども、特に地方の政治では一緒にやっているんだから、あまり違いを強調するのがいいこととは思わない」と述べていた。

 維新は京都選挙区を「最重点選挙区」と位置付け、15日に大阪ガス社員の楠井氏の擁立を発表。一方、静岡では独自候補を立てず、国民会派に所属する無所属の山崎真之輔氏(40)を推薦する。

 維新の馬場代表は「身を切る改革にご同意いただいて一緒にやっていこうということになった。京都と静岡両方で当選することにわが党も全力を挙げる」 と話し、前原氏は「(選挙協力は)基本的な価値観、基本政策が一致していないとだめ。権力は勝ち取るもの。京都と静岡の推薦は政権交代の基盤をつくるその第一歩」と話した。