「交通事故を起こした少年は、いきなり逮捕され、訳が分からないまま法廷に立たされることが多いんや」。亀岡集団登校事故から間もない頃、京都府警のある捜査員が語った。当時、事故を起こした少年の公判が京都地裁で続いていた。

 少年は耳を紅潮させるなどいつも緊張した様子で、遺族の前に立っていた。判決公判で裁判長から「亡くなった人の冥福を祈り、生涯をかけて慰謝に努めてください」と説諭されると、繰り返しうなずいた。

 控訴審を経て5~9年の不定期刑が確定し、昨年秋に出所した。

 「10年近く刑務所に入っていて、