産業機器メーカーの村田機械(京都市伏見区)が27日発表した2019年3月期連結決算は、売上高が前期比18・9%増の3009億円となり、世界的な自動化需要に支えられて初めて3千億円を超えた。繊維、工作機械も含め、主力4事業とも増収だった。

 事業別売上高では、半導体製造設備は第5世代(5G)移動通信システムなどを見越した半導体業界の積極的な設備投資で55・3%増の772億円。物流システムも自動化や省人化ニーズにより国内外で伸び、22・9%増の707億円だった。

 経常利益は50・5%増の487億円、純利益は81・9%増の312億円だった。

 20年3月期予想は売上高が14・4%増の3444億円。人手不足や高齢化を背景に物流システムは引き続き伸び、半導体製造設備も欧米や国内向けの受注が堅調。繊維は減収、工作機械は横ばいとみる。経常利益は0・4%増の490億円、純利益は4%減の300億円を見込む。

 設備投資は犬山事業所(愛知県犬山市)の物流改善など192億円を予定。22年3月期に売上高3832億円を目指す3カ年計画を発表した。

 村田大介社長は「中国向けの先行きは不透明だが、納期の長い製品が多くスマートフォン関連が少ないため、減少は緩やかになるだろう」と述べた。