数寄屋造りの邸宅や新緑の庭が公開されている国登録有形文化財「旧邸御室」(京都市右京区御室岡ノ裾町)

数寄屋造りの邸宅や新緑の庭が公開されている国登録有形文化財「旧邸御室」(京都市右京区御室岡ノ裾町)

 昭和初期の数寄屋造りの邸宅で国登録有形文化財「旧邸御室」(京都市右京区御室)の一般公開が行われている。邸内の庭園はいま、アカマツやモミジの鮮やかな新緑で染まり、訪れた人を魅了している。

 1937(昭和12)年築で元大手酒造会社役員の邸宅だった。約1650平方メートルの敷地には、約半分を占める日本庭園のほか、母屋や茶室、蔵などがあり、2016年に文化財登録された。昨年、市観光協会主催の「京の夏の旅」に参加したが、単独で公開するのは初めて。

 母屋は、富士山をかたどった欄干や洋画が描かれた天井など意匠が凝らされている。双ケ丘の斜面を生かして造られた庭園には、庭や御室の町並みを見渡せる茶室や待合があり、茶道具が保存された蔵も見学できる。

 6月9日まで。午前10時~午後4時半。5月31日まで夜間公開を実施している(午後6~9時)。有料。