「夏の終(おわ)り」「美は乱調にあり」など、情熱的な愛をつづった小説や法話などの活動で知られ、昨年11月9日に亡くなった作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんに17年間密着した映画「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」が5月27日からアップリンク京都(京都市中京区)ほか全国で公開される。これに先立ち、5月19日にロームシアター京都サウスホール(同市左京区)で試写会を開く。参加者を募集している。

 映画は、2015年にNHKが制作した「いのち 瀬戸内寂聴 密着500日」のディレクターで、同作品でATP賞ドキュメンタリー部門最優秀賞を受賞した中村裕さんが監督した。17年かけて撮影し続けた中村さんと瀬戸内さんの間には、友人や親子、あるいは恋人のような空気が醸成され、その密度の中で瀬戸内さんならではの本音や「金言」が語られる。

 瀬戸内さんは亡くなる直前まで作家として新聞や月刊誌の連載をこなし、20年1月まで毎月続けた法話には全国から人が集った。自らの恋愛体験を小説の形で発表、世間の批判を受けたこともあるが、豊かな経験に裏打ちされた伸びやかな言葉に勇気づけられた人も多い。

 試写会には100組200人を招待する。中村監督のほか、瀬戸内さんの秘書・瀬尾まなほさんも出席、舞台あいさつする予定。午後2時開場、午後2時半から舞台あいさつ、午後3時から映画上映(午後4時35分終了予定)。

監督:中村裕
出演:瀬戸内寂聴
プロデューサー:松浦敬、阿部毅、成瀬保則、伊豆田知子
製作:朝日新聞社、KADOKAWA、平成プロジェクト、スローハンド、クイーンズカンパニー、徳島新聞社、京都新聞、朝日放送テレビ
配給:KADOKAWA
制作:スローハンド
協力:曼陀羅山 寂庵
ⓒ2022「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」製作委員会

 申し込みには京都新聞ID会員への登録(無料)が必要で、5月10日締め切りです。

 感染症対策のため、申し込み時に同行者の氏名、電話番号が必要。未記入の2人目は入場できません。申し込みは1人1回のみ有効です。当選発表は行わず、当選した人のみにメールで通知します。送られたメールが、試写会の入場券になるので、当日は印刷した紙か、携帯電話・スマートフォンでメール画面を提示してください。落選者へのメール送信は行いません。問い合わせは京都新聞デジタルカスタマーセンター075(241)5998、試写会については京都新聞COM事業推進局075(255)9757(ともに平日午前10時~午後5時)。