詐欺被害防止の功績をたたえる感謝状を受け取る吉川さん(右)=滋賀県草津市・滋賀県警草津署

詐欺被害防止の功績をたたえる感謝状を受け取る吉川さん(右)=滋賀県草津市・滋賀県警草津署

 滋賀県警草津署はこのほど、パソコンの修理代金名目で金品をだまし取る「サポート詐欺」を防いだとして、滋賀県草津市のコンビニ「セブン―イレブン南草津店」店員の吉川輝美さん(51)に感謝状を贈った。ウイルスに感染したなどと偽の表示をしてユーザーに電話をかけさせる手口で、全国でも被害や相談が増えているといい、国民生活センターが注意を呼びかけている。

 草津署や吉川さんによると、80代男性が4月1日、グーグルの電子マネー7万5千円分を購入しようと来店し、「『ゲーグル』のカードはあるか」「パソコン修理に必要」と話した。吉川さんは男性の話や購入の状況から不審を抱き、警察に通報した。

 川口豊署長から感謝状を受け取った吉川さんは「いつもカードを買う人の様子を見ていた。仕事でも私生活でも詐欺に気を付けたい」と話した。

 国民生活センターによると、2021年度はパソコンやスマートフォンでのサポート詐欺関連の相談は5210件。相談を受けた時点で既に支払っていた件数は1784件確認され、総額は3億6千万円と16年度の17倍に上った。被害者は5割超が60歳以上だった。