雨の中、照明で幻想的に浮かび上がる金堂と青モミジ(28日午後7時39分、京都市右京区・仁和寺)

雨の中、照明で幻想的に浮かび上がる金堂と青モミジ(28日午後7時39分、京都市右京区・仁和寺)

 夜の闇に浮かぶ境内の建物を写真に記録し未来に伝えるプロジェクトを仁和寺(京都市右京区)が6月から始める。第1弾は青モミジの季節に合わせ、国宝の金堂、重要文化財の五重塔と九所(くしょ)明神の計3カ所を130基の照明でライトアップし、写真愛好家らが撮影を楽しめる空間を演出する。

 「仁和寺の風景を未来に残すプロジェクト」。夜の姿を多くの作品に残すと同時に、拝観料を昨秋の台風21号の被害からの復旧に充てることを目指す。

 写真投稿サイトの運営会社「東京カメラ部」が企画に協力した。撮影スポットをあらかじめ決めたり、照明の当て方を工夫したりして、マナーを守りつつ簡単に撮影できるよう心掛けているという。

 6月6日からの実施に先駆け28日に内覧会が開かれた。雨の中、青モミジに彩られた境内が浮かび上がり、幻想的な雰囲気が醸し出された。吉田正裕執行長(58)は「月や星に彩られ、夜しか見られない仁和寺の姿をぜひ見てほしい」と話している。

 ライトアップは6月16日までの午後7~10時(受け付けは9時まで)。拝観料は一般2千円、高校生以下500円。