日本植物園協会のナショナルコレクションに認定された「巨椋池由来のハス」。今年も6月下旬ごろから順次開花が見込まれる(京都府宇治市広野町・市植物公園)=市植物公園提供

日本植物園協会のナショナルコレクションに認定された「巨椋池由来のハス」。今年も6月下旬ごろから順次開花が見込まれる(京都府宇治市広野町・市植物公園)=市植物公園提供

 宇治市植物公園(京都府宇治市広野町)が保有している「巨椋池由来のハス」がこのほど、貴重な植物を後世に伝える日本植物園協会「ナショナルコレクション」の認定を受けた。全国3例目で、同園は「うれしい一方でプレッシャーもある。しっかり保存していきたい」としている。

 巨椋池は古くからハスの名所として知られていたが、昭和初期に干拓で農地になった。1960年代からハスの愛好家らが多様な品種の収集に動き、同園でも99年から栽培してきた。

 認定制度は、日本の貴重な植物を守り、後世に伝えるのを目的とし、2017年に始まった。今回認定されたのは、同園のハス54品種。紅や桃、白といった花の色や形は豊富で、「巨椋の炎」「国道24号」「ニギリメシ」など品種名も多彩という。認定は昨年末に受け、今月23日に東北大で授与式が行われた。認定期間は23年までの5年。

 現在62品種に増えて90鉢育てており、園内の修景池付近などに置いている。6月下旬から順次開花し、7月下旬まで楽しめる。7月20、21日には午前7時開園の「観蓮(かんれん)会」があり、20日午前9時半から同園職員が記念講演をする。市植物公園0774(39)9387。