ハンティングドローンのデモンストレーション。スピーカーから犬の鳴き声が流れ、筒状のロケット花火2本も発射可能(京都府亀岡市千代川町)

ハンティングドローンのデモンストレーション。スピーカーから犬の鳴き声が流れ、筒状のロケット花火2本も発射可能(京都府亀岡市千代川町)

 シカやイノシシなどによる農業被害を防ぐ技術だけでなく、増えすぎた獣の駆除にも新たな技術の導入が進んでいる。

 亀岡猟友会(京都府亀岡市)は3月に高性能ハンティングドローンを導入した。福知山市のアエロジャパンが開発した165万円のドローンで、「勢子(せこ)」の役割を担う。本体に付けられたスピーカーから大音量で犬の鳴き声を流し、猟師が待つ付近へと獣を追い立てる。ロケット花火も発射可能だ。既に府内をはじめ北海道や群馬などで導入されている。

 犬の後ろをついて行く勢子役が不要となるほか、獣が逃げる方向へと追いかけていくだけの犬と違い、ドローンは思う方向へと獣を追い込むことも可能。同会は「山に放った犬が帰ってこず、猟より犬探しが大変なこともある。猟師も高齢化していて、負担がなくなるのは大きい」と期待する。

 使いこなすには操縦技術だけでなく獣の習性や山の地形など猟師としての知識も必要。同会では14人が初期のドローン操縦の講習を終え、5月中に実戦投入する予定だ。