瀬戸内寂聴さんが描いた仏を西陣織にした作品が並ぶ展覧会(綾部市青野町・グンゼ博物苑集蔵)

瀬戸内寂聴さんが描いた仏を西陣織にした作品が並ぶ展覧会(綾部市青野町・グンゼ博物苑集蔵)

 日本の名画や仏像を表現した西陣織を集めた「西陣織国際美術館」(京都市上京区)の巡回展が1日、京都市綾部市青野町のグンゼ博物苑集蔵で始まった。昨年11月に亡くなった作家瀬戸内寂聴さんの観音画や現代語訳を手がけた源氏物語の西陣織が展示され、来場者を楽しませている。

 西陣織の技を広く知ってもらうと、同館と綾部市の芦田呉服店が共催し、西陣織を額装や掛け軸などにした約80点が並んだ。

 寂聴さんが描いた絵「はなひら観音」や、「生きることは愛すること」「忘己利他」といった書が西陣織で再現されている。日本画家による源氏物語の絵や、広隆寺(京都市右京区)の弥勒菩薩半跏思惟(みろくぼさつはんかしい)像などの仏像も精密に織られており、見学した人は「すごい技術でびっくりした」と話していた。入場無料で5日まで。