竹野小の児童が流す下校放送を自宅で聞いて出迎える地域住民(京都府京丹波町高岡)

竹野小の児童が流す下校放送を自宅で聞いて出迎える地域住民(京都府京丹波町高岡)

 京都府京丹波町高岡の竹野小は昨年から、児童が地域の家庭に向けて下校を知らせる放送に取り組んでいる。放送で流れる声を合図に自宅から顔を出す住民が多くおり、児童たちは地域で温かく見守られながら元気に家路に就いている。

 子どもの声で地域を明るくし、安心で安全な地域づくりを進めようと、同小は昨年1月から、各家庭に声が届く町の音声告知放送を活用して下校放送を行っている。

 「間もなく学校を出発します。私たちを見かけたら声を掛けてください」などと、5、6年生が日替わりで担当している。放送が終わると、児童たちは次々に集団で下校する。

 下校の途中、外で待っている住民から「お帰り」と声を掛けられると、児童たちは大きな声で「ただいま」とあいさつする。毎日のように出迎える農業の男性(77)は「事故がないように見守っているが、こちらが元気をもらっています」とほほ笑む。

 放送を担当した6年生の男子生徒(11)は「緊張するけれど、地域の人が迎えてくれるのがうれしい」と笑顔で話していた。