京セラは30日、欧州統括子会社の京セラファインセラミックスが、今秋をめどに独メーカー、フリアテック(バーデン・ヴュルテンベルク州)のセラミック部品事業を買収すると発表した。取得額は100億円前後とみられる。手薄だった欧州のセラミック生産拠点を整え、事業拡大を図る。

 フリアテックは1863年設立で、産業機械や医療機器向けのセラミック部品を主に製造する。セラミック部門の従業員は300人で、京セラは現地に新会社を設立して引き継ぐ。

 京セラは4月にも別の独セラミックメーカーを買収した。今回のM&A(企業の合併・買収)により欧州で幅広いセラミック製品の生産・販売基盤を築き、欧州市場でのセラミック事業の売上高を2年後に現在の3倍近い200億円に引き上げる目標を掲げる。