滋賀県の教育について議論する本年度最初の「総合教育会議」が30日、県庁であった。川崎市でスクールバスを待っていた児童らが殺傷された事件を受け、登下校時の安全対策の現状と課題を話し合った。

 三日月大造知事や福永忠克教育長、教育委員ら計6人が出席。事件の犠牲者に黙とうした後、三日月知事は「児童が襲われてしまった。加害者の養育環境も取り上げられている。対応や、一人も取りこぼさない教育を考えていきたい」と話した。

 県教委から、国の登下校防犯プランに沿って昨年実施した取り組みが説明された。8月に各市町教委や県、県警による連絡協議会を開いたほか、11月に通学路の点検実施状況や警察と学校の情報共有体制を確認。今後は「ながら見守り」などを新たに盛り込んだ通学路の安全に関する県指針の周知に取り組むという。

 教育委員からは「登校時は複数でも、下校時は一人になる子どもがいる。集団下校でも今回の事件では課題が残るが、やはり一人にさせてはいけない」などの意見が出た。