障害のある人や医療的ケアが必要な人たちが休憩できる「みどりのテント」(京都府城陽市寺田・文化パルク城陽)

障害のある人や医療的ケアが必要な人たちが休憩できる「みどりのテント」(京都府城陽市寺田・文化パルク城陽)

【地図】京都府城陽市

【地図】京都府城陽市

 人出が多い祭りなどで、障害のある人や医療的ケアの必要な人が気軽に休める「みどりのテント」が、京都府城陽市のイベントでお目見えした。設置した関係者は「救護や授乳のテントと同じように当たり前になれば」と定着を願う。

 市内で花火大会を主催する城陽青年会議所のメンバーが中心になって同テントの実行委員会を結成。障害者の家族や車いす利用者から「混雑するイベントに参加しづらい」との意見を聞くうち、安心して休憩できる場所が必要だと考えた。

 障害者が人混みや大きな音でパニックになったり体調を崩したりした場合でも、情報をいったん遮断してリラックスできるよう、テントには周囲を覆うなどの工夫を施した。たん吸引や胃ろうといった医療的ケアも人目を気にせず行える。

 4月24日に文化パルク城陽で行われた催しでは、早速、障害のある人とその家族が利用し、椅子に座って休憩していた。テントには、京都芸術デザイン専門学校(京都市左京区)の学生が共生をテーマにデザインしたロゴを掲げ、来場者にアピールした。

 代表の池田憲司さん(42)は、「こうした手だてがあればイベントに来場したいという人はたくさんいる。誰もが入りやすい環境づくりをしたい」と話した。