大勢の来場者で混雑するビットサミットの会場。国内最大級のインディーゲーム祭典として定着しつつある(2018年5月、京都市左京区・みやこめっせ)

大勢の来場者で混雑するビットサミットの会場。国内最大級のインディーゲーム祭典として定着しつつある(2018年5月、京都市左京区・みやこめっせ)

 国内外のゲーム開発者たちが自主企画した「インディーゲーム」を披露する「ビットサミット」が6月1、2日の2日間、京都市左京区のみやこめっせで開かれる。ゲームの開発や遊び方が多様化する中、独創的なゲームと作り手が集う場として注目を集め、昨年は来場者が1万人を突破した。京都で生まれたインディーゲームの祭典は、業界やファンを巻き込んだ一大イベントへ成長しつつある。

 2013年に左京区のライブハウスで始まったビットサミットは、京都府の後援や任天堂など大手メーカーの参加もあり、規模が年々拡大。来場者も熱心なファンから近年は親子連れまで幅広い層に広がっている。

 ブームの背景には、開発や流通環境の変化がある。従来のゲーム専用機向けソフトの制作には多くの資金と人材が必要だったが、ゲーム作成用ソフトの進化で創作が容易となり、作品のオンライン販売サイトも増えた。

 膨大な数のゲームが流通する半面、選別は一段と厳しくなった。インディーゲームは質や個性が問われ、「迎合しない作品とその場でしか味わえないライブ感」(日本インディペンデント・ゲーム協会)を最重視する異色のイベントの人気は拡大。近年はアジア各地で同様の催しが次々に誕生している。