かおTVのモニターに表示される多様な映像を見る乳児と母親(長岡京市東神足2丁目・きりしま苑)

かおTVのモニターに表示される多様な映像を見る乳児と母親(長岡京市東神足2丁目・きりしま苑)

 子どもの見ている世界を大人が知ることができるシステム「かおTV」の体験会が、長岡京市東神足2丁目のきりしま苑であった。体験した子どもが人の顔のどの部分に興味を持って見ているかといった分析結果が説明され、母親らは熱心に聞いていた。

 かおTVは、大阪大大学院の片山泰一教授らが、子どもの社会性の発達を客観的に評価する目的で開発した。


 視線の動きを測定するセンサーを備えたモニターに、評価用に制作した映像を映し出す。大人のひざの上で抱っこされた子どもに映像を見てもらう。

 映像は、話しかける人の横に全く関係ない渦巻き模様を表示したり、物を指さす手のマークが動いたりする場面が約2分間、次々と切り替わる。何にどれ位注目して見ていたかを測定。子どもの発達に詳しいスタッフが結果を分析し、社会性の状況を解説する。大阪府の池田市と千早赤阪村、兵庫県西宮市などで導入されている。

 長岡京市での体験会には、17組の家族が参加した。京都府内初とあって、市の教育や障害福祉の関係者も見学に訪れた。

 11カ月の長男と一緒に映像を見た母親(34)は「普段から、人の顔を見ていることに気付いていたが、相手の目をちゃんと意識していることが分かった」とわが子の成長を喜んでいた。

 社会性の発達を把握することについて、片山教授は「もし、人への関心が低い傾向だと分かれば、気になりそうな物を周囲にない状況で話しかけるなど適切な支援や配慮に早い段階から取り組める」と強調する。4)は「普段から、人の顔を見ていることに気付いていたが、相手の目をちゃんと意識していることが分かった」とわが子の成長を喜んでいた。

 社会性の発達を把握することについて、片山教授は「もし、人への関心が低い傾向だと分かれば、気になりそうな物を周囲にない状況で話しかけるなど適切な支援や配慮を早い段階から取り組める」と強調する。