京都府亀岡市は市内でポイ捨てされたごみの情報を、LINE(ライン)の公式アカウントを通じて市民に報告してもらう取り組みを始めた。種類や数量、落ちていた場所のデータを集めて、最終的にはごみ削減につなげたいとしている。
市は市民が散歩中にごみを拾う「エコウォーカー」を展開するなど、ごみ減量に力を入れている。今回の取り組みは、市と「環境及び教育事業連携に関する協定」を結ぶ通信大手ソフトバンク(東京)の提案で、共同研究として実施している。
方法は、ラインの公式アカウントのメニューに「ごみ投稿」の項目を追加。タップすると、拾ったごみの種類や数を入力する画面が現れる。落ちていた位置情報を衛星利用測位システム(GPS)を使って発信し、任意で写真も投稿できる。
市環境政策課は、データがどのように使えるかは未知数としつつ「ポイ捨てごみを『見える化』することで、政策や清掃活動を考える根拠として活用できるのではないか」と期待する。
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