人命救助に貢献したとして感謝状が贈られた井上さん(手前左)と近藤さん(同右)=京都府警向日町署

人命救助に貢献したとして感謝状が贈られた井上さん(手前左)と近藤さん(同右)=京都府警向日町署

京都府長岡京市

京都府長岡京市

 橋から川に飛び込もうとした女性を説得し、人命救助に貢献したとして京都府警向日町署は13日、京都府長岡京市の市民2人に感謝状を贈った。2人は「無事で何より。女性が家族のところに帰れてよかった」と語った。

 会社員井上健太郎さん(38)とパート近藤香代子さん(67)。風雨が強かった4月26日午後8時ごろ、仕事帰りの井上さんが、橋の欄干の外側に立つ女性を見つけた。足元に脱いだスニーカーと鞄が置かれていたという。「『もう嫌や』とつぶやき、普通ではない雰囲気だった」と振り返った。

 女性が落ちないよう両腕で支え、井上さんは言葉を選びながら話しかけ続けた。タイミングをみて欄干の内側に女性を抱きかかえて移動させた。通りがかった近藤さんも女性に「あなたのことが心配」と声をかけ、110番通報した。

 近藤さんは「その人にしか分からないつらさがあるだろうけど、頑張りすぎず自分を大切にしてほしい」と話した。