海の無い街に水族館-。かつて驚きを持って受け止められた京都水族館(下京区)が開館10周年を迎えた。計1200万人以上が訪れ、オオサンショウウオやクラゲの展示は全国区の人気に。一帯は急速に再開発が進み、新たな観光名所となった。汽車と市場の街だった梅小路はどう生まれ変わろうとしているのか。

 「見て、動いた!」。4月上旬、春休みでにぎわう同水族館に、子どもたちの歓声がこだました。視線の先には、国の天然記念物・オオサンショウウオ。非常に希少という鴨川の在来種1匹を含む19匹が展示され、同館の代名詞とも言える人気を誇る。

 「子どもが自然に関心を持つ入り口になりたい」。