JR宇治駅周辺に整備されるカーステーションのイメージ=タイムズ24提供[LF]

JR宇治駅周辺に整備されるカーステーションのイメージ=タイムズ24提供[LF]

 観光地を巡る足の確保が課題だった京都府南部の「お茶の京都」エリアで、6月3日から鉄道とカーシェアリングを組み合わせた交通サービスが始まる。府は実施に向け今月、JR西日本と、カーシェアを展開する「タイムズ24」(東京都)と連携協定を締結。交通の利便性を高め、観光客の周遊を促す。

 茶畑や寺院が点在する府南部は、大阪や奈良、京都市内から鉄道を使ったアクセスに優れる一方、駅から地域を回るバスやタクシーが少ないのが課題だった。府によると、エリア内の観光客の平均滞在時間は約4時間と短く、日帰り客が全体の8割近くを占めているという。

 新サービスでは、駅からの移動手段として、15分単位で車を借りられるカーシェアを活用する。JR西のIC乗車券「ICOCA(イコカ)」を使って鉄道とカーシェアを連続で利用した場合、利用料金から206円を割り引く。また、対象の観光施設をカーシェアで訪れた人には、次のカーシェア利用に使える電子優待券を発行する。

 利用できるのは、JR宇治駅周辺の4カ所のカーステーションで、タイムズ24の会員登録が必要。電子優待券は、宇治市の平等院と万福寺、宇治田原町の観光施設「宗円交遊庵やんたん」で発行する。

 10月には、木津駅と加茂駅、玉水駅にエリアを広げ、観光施設も追加予定。問い合わせは京都山城地域振興社(お茶の京都DMO)、0774(25)3239。