復元制作する冕貫のモデル

復元制作する冕貫のモデル

 桓武天皇が着用していたとされる冠の復元制作が、29日から京都府向日市寺戸町の市文化資料館で始まる。当日は研究家の指導を受けて市民が公開制作する。令和の幕開けとともに古代の文化に光を当てる。

 天皇の冠は「冕冠(べんかん)」と呼ばれる。長岡京を築いた桓武天皇の冕冠は、鉱石の玉飾りが特徴で、儀式の時に使われていた。

 長岡京時代の宮廷衣装に身を包んで練り歩く催しが、毎秋に市内で行われている。冠制作は、資料館による行列衣装復元の一環で、市民ボランティアが取り組む。

 当日は「古代衣裳研究家」で、各地の時代行列衣装を手がける山口千代子氏が講師を務める。桓武天皇が身につけていたとされる冕冠をモデルに、現代の材料でアレンジして制作する。

 午前10時半からで、一般の見学も可能。午後1時半からは、天皇衣装の特徴などを検証する講演会を、山口氏が行う。定員60人。

 いずれも要申し込み。資料館075(931)1182。