けがの症状に応じて治療の優先順位を決めるトリアージの訓練をする救急隊員と園児ら(京都府大山崎町円明寺・大山崎消防署)

けがの症状に応じて治療の優先順位を決めるトリアージの訓練をする救急隊員と園児ら(京都府大山崎町円明寺・大山崎消防署)

 乙訓消防組合はこのほど、園児が交通事故に巻き込まれ、多数が負傷した集団災害を想定した合同訓練を、京都府大山崎町の大山崎消防署で行った。地元の大山崎保育所の園児や保育士らが参加し、いざという事態に備えた対応を確認した。

 訓練は、5月に大津市内で保育園児ら16人が死傷した交通事故を受けて実施した。散歩中の園児の列に車が突っ込み、多数のけが人が出たとの想定で、同保育所の園児28人と保育士3人を含む計約70人が参加した。

 けがの症状に応じて治療の優先順位を決めるトリアージも行われた。救急隊員が園児からけがの状況を聞き取った後、重傷度別に赤や黄、緑の識別票を園児の手首に付けて各色のシートに運び込み、処置にあたった。現場の指揮本部では、同保育所の山本惠理所長が園児のけがの症状を整理し、病院へ付き添う保育士を手配するなどしていた。

 山本所長は「大きな事故があった直後に訓練ができて感謝している。保育士がどう動けばいいのか、何を準備しておくべきかを学べた」と話した。