滋賀県庁

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 滋賀県教育委員会は18日、深刻ないじめの疑いがある「重大事態」として第三者機関の「県立学校いじめ問題調査委員会」に調査を求めていた県立高の事案1件について、部活動でのいじめ行為があったと認定されたことを明らかにした。調査委は、学校側の初期対応や組織的支援が不十分だったと指摘している。

 この日の県議会教育・文化スポーツ委員会に第三者機関の調査結果を示した。

 高校1年だった男子生徒は入学直後の2019年4月から、部室や練習場で別の生徒にわざとぶつかってこられたり、「おまえはええねん」と会話を遮られたりされたという。生徒は同年7月に退部し、3年になった21年6月ごろから一時不登校になっていた。

 調査委は男子生徒が受けた7件の行為をいじめと認定。その上で、部活顧問が十分な事実確認を行わなかったことや、校内のいじめ対策委員会による組織的な支援につながらなかったことなど、学校側の対応の不備を指摘した。県教委ではいじめ対応と部活動相談を別の部署が担っており、情報共有が不十分だったことも問題点に挙げた。

 県教委幼小中教育課生徒指導・いじめ対策支援室は「学校や県教委の対応の遅れが招いた事態だと深く認識し、再発防止に尽力したい」としている。