個展に合わせて作った舞鶴市身体障害者福祉センターの建物模型を手にする山﨑さん(京都府舞鶴市余部下)

個展に合わせて作った舞鶴市身体障害者福祉センターの建物模型を手にする山﨑さん(京都府舞鶴市余部下)

 日用品を素材に建物の模型を作っている京都府舞鶴市の山﨑一男さん(81)の初個展「ジオラマ展」が同市余部下の市身体障害者福祉センターのサロン「ぽーれぽーれ」で開かれている。足に障害があるため、家で取り組める模型作りに熱中。古民家や商店、アパート、会場の福祉センターも精巧に表現し、訪れた人を魅了している。

 山﨑さんは長年、鉄道模型作りが趣味で1980年には舞鶴鉄道模型同好会を立ち上げた。10年前に病気を患って左足が不自由になり、室内でできる作業としてテレビに映った飲食店や住宅などを写真に撮り、ボール紙やティッシュペーパー、串などを使って模型にする作業を続けてきた。

 昨年12月、市内で催された障害者文化作品展の出品作品が好評だったため、同センターでの個展が決まった。

 会場には約80点が並び、3階建ての同センターは設計図や写真を元に模型にし、約2カ月かけて外観や内部構造まで忠実に再現。舞鶴市内の幼稚園の模型では、園児が園庭で遊ぶ様子が接着剤で作った「人」で表現されている。旅行で訪れた香港のジオラマは2階建てのバスや電車が路面を走り、地下鉄も作った。

 山﨑さんは「模型の建物には接着剤の人を置き、自分なりの物語をつけたものもある。じっくり見てほしい」と話す。入場無料で6月1日まで。