「美・火水」で唐揚げ定食を紹介する秋山さん(京都府南丹市八木町神吉)

「美・火水」で唐揚げ定食を紹介する秋山さん(京都府南丹市八木町神吉)

 風光明媚(めいび)な山間部の京都府南丹市八木町神吉地区で、移住者の男性が地区唯一の飲食店「美(み)・火水(かみ)」を昨年5月から開いている。オリジナルの唐揚げを名物に地元産の米を使った定食が人気で、男性は「地区内外の交流の場となり、移住者が増えれば」と思い描く。

 男性は秋山宏さん(53)。京都市内の製菓店の営業を担当していたが、田舎暮らしのできる環境を求め、2017年10月に宇治市から夫婦で移住した。大阪府豊中市の飲食店で18年間、調理師をした経験があり、木造家屋や納屋を改装して飲食店を始めた。

 店名は料理に火や水を使い、地区名の「神」から考案。こだわりのたれに漬け込んだ唐揚げを「南丹からあげ」と名付けて販売しており、毎週水曜日は園部町本町のコミュニティーカフェ「Coco Can(ココ・カン)」で唐揚げの出張販売も行っている。

 標高400~600メートルの山に囲まれた水田が広がる神吉には、バイクのツーリングやサイクリングを楽しむ人たちが訪れており、店で地元住民との交流もある、という。秋山さんは「静かで自然豊かな環境を気に入っている。ゆくゆくは地場の野菜をもっと使った料理を出したい」と話す。出張販売の水曜日以外は神吉で営業している。