滋賀県警本部

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 滋賀県湖南市の小学校空調設備工事を巡る官製談合事件で、滋賀県警捜査2課は3日、官製談合防止法違反容疑などで同市の前建設経済部長望月敬吾被告(61)=同市正福寺=を再逮捕した。また、公契約関係競売入札妨害容疑で同市の管工事会社「奥村設備」の代表取締役の男(72)=同市針=と社員の男(49)=同市正福寺=の両被告も再逮捕した。

 再逮捕容疑は、共謀し、昨年5月10日にあった市立菩提寺小(同市菩提寺)と市立三雲小(同市夏見)の空調設備整備工事の一般競争入札で、同4~5月上旬、望月容疑者が社員の男に非公開の設計金額を漏らし、両工事とも同社に落札させた疑い。県警は3容疑者の認否を明らかにしていない。

 県警によると、望月容疑者は当時、同市工事等契約審査会の委員を務めており、設計金額を知る立場にあった。両工事の入札は、いずれも13社が参加し、同社が最低制限価格を147万~268万円上回る額で落札していた。同市は、設計金額からおおよその最低制限価格を算出する方法を公開している。

 大津地検は3日、別の官製談合防止法違反罪などで望月被告を、公契約関係競売入札妨害罪で代表取締役の男と社員の男を起訴した。

 同市の谷畑英吾市長は同日記者会見し、「市職員が起訴、再逮捕され、市民に多大なる心配をおかけした。再発防止のため原因究明を行う」と謝罪した。