初夏の日光に照らされ、クリーム色に変わっていくマダケ(向日市上植野町・清水銘竹店)

初夏の日光に照らされ、クリーム色に変わっていくマダケ(向日市上植野町・清水銘竹店)

京都府向日市

京都府向日市

 京都府の伝統工芸品「京銘竹」を手掛ける向日市上植野町の清水銘竹店で、梅雨入りを前に今年切り出した白竹の天日干しが大詰めを迎えている。100本を超える竹が、初夏の日光でミルク色の美しい表皮を輝かせている。

 清水銘竹店は乙訓2市1町で唯一、京銘竹の卸販売を行う。乙訓地域などの竹林約3万平方メートルから2、3年目の竹を選んで切り、乾燥後に表面を火であぶる「油抜き」、天日干し、曲がりの矯正をして仕上げる。

 天日干しでは、油抜きで青みの薄くなった竹を半月から1カ月、向きを変えながら満遍なく日光に当てる。店前の広場では長さ4・5メートルのマダケ約100本が南向きに立てかけられ、表面がミルク色に変化していた。

 同店では3代目の清水良廣社長(66)と弟の勝専務(63)の2人が竹の管理、切り出しから仕上げまで担い、年間約1500本の竹を出荷する。白竹は建築用のほか、茶道具や美術工芸品に利用される。「天候がよく、順調に仕上がっている」と充実の汗を流している。