JR西日本本社

JR西日本本社

JR西日本グループが初めて展示した顔認証の自動改札機の試作機(大阪市住之江区・インテックス大阪)

JR西日本グループが初めて展示した顔認証の自動改札機の試作機(大阪市住之江区・インテックス大阪)

 JR西日本グループは、人の顔を識別して入退場させる自動改札機を、大阪市住之江区の国際展示場「インテックス大阪」で25日に開幕した「鉄道技術展・大阪」で初披露した。来年3月に大阪市北区の大阪駅北側の再開発区域に開業する「うめきた(大阪)地下駅」(仮称)に導入する予定で、「顔パス」の改札が全国の鉄道で初めてお目見えする。

 「未来型改札機」と名付けて地下駅の改札口に1基設ける。顔の画像をあらかじめ登録しておけば、通過する人の顔の特徴をカメラで瞬時に判別する。マスクを着用していても認識できるという。当初の対象は定期券の利用者に限定する。

 展示した試作機は、幅1・6メートル、奥行き2・2メートル。片側通行で、入退場2方向の通過を同時に認識する。ゲート両側に設けたデジタルサイネージ(電子看板)で、広告や各種案内を表示することもできる。漫画家やアニメーターらが開発に加わり、近未来をイメージしたデザインに仕上げた。「20年先を予想し、未来の鉄道駅の姿を提案する」(JR西日本イノベーション本部)のが狙いという。

 再開発区域「うめきた2期」に誕生する地下駅は、大阪市を南北に貫く新線「なにわ筋線」の起点となり、今後は地上駅舎も整備される。JR西日本グループは、新駅を最先端のデジタル技術の実験場と位置付け、人工知能(AI)搭載の案内ロボットなども導入する計画だ。

 同展は27日まで。関西を中心に鉄道会社や関連設備メーカーなど約270社・団体が出展している。