大津地裁

大津地裁

 滋賀県甲賀市の新名神高速道路のトンネル内で昨年5月、大型トラックに追突された軽乗用車の男女5人が死傷し、トランクから盗品の金庫が発見された事件で、住居侵入と窃盗などの罪に問われた住所不定、無職の男(23)の判決公判が26日、大津地裁で開かれ、沖敦子裁判官は懲役2年6月(求刑懲役4年)を言い渡した。

 判決によると、被告は堺市の大学生の女(22)=公判中=らと共謀し、昨年5月30日午前4時ごろ、名古屋市の女性(79)宅から現金の入った金庫を盗むなどした。

 死傷事故は名古屋の事件を起こした帰りに発生し、滋賀県草津市の大学生や大阪府大阪狭山市の会社員ら2人が死亡、被告ら3人は重軽傷を負った。

 被告は公判で「交際相手の女から裏社会の組織への上納金が必要と言われ、交流サイト(SNS)で闇バイトを探すなどした」と供述していた。男が行った5件の侵入窃盗事件のうち、1件は事故の約3週間後だった。沖裁判官は判決理由で、「(車から金庫が発見され)発覚する可能性を認識しながらさらに犯行を重ね、規範意識は乏しい」と非難した。