【資料写真】大津地方裁判所(滋賀県大津市)

【資料写真】大津地方裁判所(滋賀県大津市)

 滋賀県竜王町の名神高速道路で6月に大型冷凍車が渋滞最後尾の乗用車に追突し6人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた運転手の被告の男(33)の判決が20日、大津地裁であった。齊藤隆広裁判官は被告の男に禁錮4年6月(求刑禁錮6年)を言い渡した。

 齊藤裁判官は判決理由で、事故により3人が亡くなったことについて「人生を謳歌(おうか)していたが、突然未来が閉ざされた。遺族らの悲しみも深い」と被害の重大性を指摘。被告の男は運転中に眠気を自覚しながら安易な考えで休憩を取らず、事故を起こしたとし、「職業運転手であることも考えると、運転態度は強い非難に値する。相当期間の実刑は免れない」と述べた。

 判決言い渡し後、齊藤裁判官は「加害者として遺族の怒りや悲しみを受け止めることはあなたにしかできない。被害者らのことを忘れず考え続けてほしい」と諭した。

 判決によると、6月13日午後1時10分ごろ、竜王町の名神高速で、「東北第一物流」(山形市)の冷凍車を運転中、渋滞最後尾で低速走行中の乗用車に追突。弾みで前のトラックに衝突させ、乗用車の運転手男性(27)と後部座席のアルバイト女性(23)、専門学校生の女性(24)の3人を死亡させ、乗用車助手席の男性(39)とトラックの男性(49)に重軽傷を負わせた。