事故から1カ月となり、現場付近の献花台に花束と菓子を供え、手を合わせる人たち(8日午前10時7分、大津市大萱6丁目)

事故から1カ月となり、現場付近の献花台に花束と菓子を供え、手を合わせる人たち(8日午前10時7分、大津市大萱6丁目)

 大津市大萱6丁目で保育園児らの列に車が突っ込み、16人が死傷した事故は、8日で発生から1カ月を迎えた。現場に近い献花台には市民らが花を手向け、改めて失われた幼い命に思いをはせていた。

 被害に遭った「レイモンド淡海保育園」が設置した献花台には、事故発生時刻に近い午前10時すぎごろから、親子や夫婦らが訪れ始めた。小雨の中、静かに手を合わせ、菓子やジュースをささげる人もいた。

 会社員樫田良平さん(36)=同市=は「同い年くらいの子どもがいて、やり場のない悲しみを感じる。事故が風化しないことを願う」と話した。園は9日で台を引き取る予定にしている。

 事故現場では、防護柵の設置工事が進み、今月末には完成する見通しという。

 事故は5月8日午前10時15分ごろに発生。右折中の乗用車と直進の軽乗用車が衝突し、はずみで軽乗用車が、歩道で信号待ちをしていた散歩中の園児と保育士の列に突っ込んだ。男児と女児が死亡し、男児=いずれも(2)=がいまだ意識不明の重体となっている。園児10人と保育士3人も重軽傷を負った。