滋賀県は19日、今年9月の台風21号による農業被害をまとめた。記録的な強風により、ビニールハウスや倉庫など農業施設の被害箇所数が4393件と戦後2番目の多さとなり、被害総額は38億2800万円に上った。

 施設関連では、ビニールハウス3647棟が被害を受け、うち912棟が全半壊した。農業用倉庫のほか、堆肥舎や牛舎など畜産関連の施設や獣害防止柵、果樹棚の被害も目立った。

 農作物では、野菜や果樹が枝折れや落果などで収穫できなくなり、339・78ヘクタール、3億9900万円の被害が出た。水産業では、漁船26隻が沈没や浸水したほか、定置網のえりが67箇所で倒壊や破損し、157件、1億900万円の被害があった。

 県農政課によると、被害箇所数は1959年の伊勢湾台風(5183件)に次ぐという。被害総額は平成に入って3番目となり、90年の台風19号(49億8600万円)、2013年の18号(46億6800万円)に続いた。