現場の献花台に置かれた花束。「2人の笑顔、忘れないよ」と、亡くなった女児へのメッセージを添えられていた(8日午前11時12分、大津市大萱6丁目)

現場の献花台に置かれた花束。「2人の笑顔、忘れないよ」と、亡くなった女児へのメッセージを添えられていた(8日午前11時12分、大津市大萱6丁目)

 大津市大萱6丁目で散歩中の園児らの列に車が突っ込み、16人が死傷した事故は、8日で発生から1カ月を迎えた。現場に近い献花台には訪れた人々が手を合わせて、失われた幼い命に思いをはせ、子どもの安全への意識を新たにした。

 被害に遭った「レイモンド淡海保育園」が設置した献花台には、事故発生時刻に近い午前10時すぎごろから、親子や夫婦らが訪れた。京都府長岡京市長岡1丁目の保育園事務の男性(26)は「人ごとと思えない。私の園でも散歩経路の見直しをした。子どもが巻き込まれる事故はあってはならない」と話した。

 台にはあふれんばかりに菓子やおもちゃ、ジュースなどが置かれていた。「2人の笑顔、忘れないよ。どうか、安らかに」というメッセージが添えられた花束もあった。園は9日で台を引き取る予定という。

 事故は5月8日午前10時15分ごろに発生。右折中の乗用車と直進の軽乗用車が衝突し、はずみで軽乗用車が、歩道で信号待ちをしていた園児と保育士の列に突っ込んだ。男児と女児が死亡し、男児=いずれも(2)=がいまだ意識不明の重体となっている。園児10人と保育士3人も重軽傷を負った。