落ちてなお、コケのむす庭に彩りを添えるナツツバキの花(15日午前、京都市右京区・東林院)

落ちてなお、コケのむす庭に彩りを添えるナツツバキの花(15日午前、京都市右京区・東林院)

 平家物語に登場する「沙羅双樹(さらそうじゅ)の花」として知られるナツツバキが、京都市右京区の妙心寺塔頭・東林院で見頃を迎えている。雨露にぬれた苔(こけ)に落ちた白い花が映え、参拝者の目を楽しませている。

 ナツツバキは朝に咲き、夕方には散る。日本では、釈迦(しゃか)入滅時に近くにあった木とされる沙羅双樹にたとえられ、平家物語では「盛者必衰の理(ことわり)をあらわす」と記されている。東林院の境内には約30本が植えられ、梅雨に特別公開している。

 公開が始まった15日は、参拝者が縁側から庭木に咲いたり、苔の上に散ったりした花を鑑賞していた。

 30日まで。午前9時半~午後4時。抹茶と菓子付きで1600円。