展示されている「令和」の典拠となった万葉集第5巻(京都市上京区・北野天満宮)

展示されている「令和」の典拠となった万葉集第5巻(京都市上京区・北野天満宮)

 新元号「令和」の典拠となった万葉集の展示が、京都市上京区の北野天満宮宝物殿で行われている。万葉集やその解説書を通じて、天満宮や祭神菅原道真と新元号とのゆかりを知ることができる。

 令和の出典は、20巻ある万葉集のうちの第5巻で、当時の大宰(だざい)府長官だった大伴旅人の邸宅で詠まれた梅花の歌32首の序文から採用された。宝物殿では1709(宝永6)年に京の版元から奉納された万葉集の該当部分を展示している。

 このほか道真が編集に携わったとされ「菅家万葉集」の別名もある「新撰万葉集」や、江戸から明治にかけて奉納された万葉集の解説書なども並ぶ。

 道真の母親は大伴氏の出身で、序文の舞台となった大宰府は道真が亡くなった場所であるなど、新元号と天満宮の縁は深いという。天満宮は「令和とのさまざまな関わりを知ってもらえれば」としている。

 6月30日まで。拝観料大人800円、中高生400円、小学生250円。