地域のイベントで「日本百人一首舞」を披露する勘孫奈さん(栗東市内)

地域のイベントで「日本百人一首舞」を披露する勘孫奈さん(栗東市内)

 日本舞踊藤間流名取の勘孫奈(かんそな)(本名・鈴木麻奈美)さん(52)=滋賀県栗東市=が、百人一首の歌を日本舞踊で舞う「日本百人一首舞」を創案した。「世界へ、次世代へ広げていく」との思いで、外国人を含む幅広い人たちへの伝統文化の紹介に取り組んでいる。

 百人一首舞は、百人一首の歌と「さくらさくら」の曲、日本舞踊を融合した創作舞。現在約20首の情景を表した振り付けを考案し、ゆくゆくは百首に振り付ける予定という。
 勘孫奈さんは日本舞踊を5歳で習い始め、19歳で名取となった。夫の海外転勤で2008年から3年間暮らした米国で、小学校や老人ホームなどを訪れて和装で踊りを披露した経験から、日本文化を発信できる素晴らしさに気付いた。
 帰国後、日本舞踊になじみがない人にも気軽に触れてもらいたいと、「季節や場所などいろんなシーンに合う歌がある」百人一首に着目。誰でも知る唱歌の替え歌の形式にして15年に商標登録した。
 栗東市内の舞踊教室で教える一方、「草津宿場まつり」など近隣地域のイベントで精力的に披露する。海外経験を生かしカナダやインドネシアでも学生相手に体験会を開き、「もっと深く日本舞踊を習いたいと思うきっかけになれば」と願う。
 23日に大津市柳が崎のびわ湖大津館で開かれるイベント「近江のおもてなし」で午後1時から万葉集にちなむ4首を披露する。入場無料。詳細はイベントのホームページ。