牛肉やチーズ、ピーマンが入った「フィリー・チーズ・ステーキ・サブ」(左奥)と、アボカドやエビ、チーズ、トマトを使った「アドカド&エビ・サブ」(右手前)

牛肉やチーズ、ピーマンが入った「フィリー・チーズ・ステーキ・サブ」(左奥)と、アボカドやエビ、チーズ、トマトを使った「アドカド&エビ・サブ」(右手前)

壁やガラス戸に英文字が書き込まれ、明るい雰囲気の店舗内 (京都府京丹後市網野町・Shattemo coco)

壁やガラス戸に英文字が書き込まれ、明るい雰囲気の店舗内 (京都府京丹後市網野町・Shattemo coco)

 京都府京丹後市網野町の「Shattemo coco(シャッテモ・ココ)」の広々とした明るい店舗内には、壁のあちこちに残る英文の落書きが目に付く。米軍関係者向けとみられる英語によるCMやスポーツ番組、世界の気象予報などの映像が流され、米国にいるような気分にさせてくれる。

 2016年12月にオープン以来、ハンバーガーやホットドッグ、ピザ、サンドウィッチなどの「アメリカの味」を求めて、米軍経ケ岬通信所(京丹後市丹後町)の米軍関係者らから親しまれている。店名の「シャッテモ・ココ」は「しゃっても」(どうしても)という丹後地方の方言にちなむ。地元住民も訪れ、日米交流の場ともなっているという。

 「本場の味にどう近づけるか。苦労の連続です」と3人の女性スタッフとともに、店を切り盛りする店長の律子さん(45)=網野町=は話す。京丹後に転勤してきた米軍関係者らにとって、ハンバーガーなどは「故郷の食べ物」で「容赦なく、味や材料の修正を求めてくる」(律子さん)という。日本にない材料を別の素材に置き換えるなどの工夫を凝らし、時には米国人客とメニュー開発に取り組む。現在は約80種類のメニューがある。

 日米双方の客から人気があるというのが、牛肉とピーマン、タマネギ、チーズを挟んだ「フィリー・チーズ・ステーキ・サブ」と、アボカドやエビ、トマト、キュウリを使った「アボカド&エビ・サブ」。「サブ」はサブサンドウィッチの略で、英語のサブマリン(潜水艦)にちなむ。先が丸いパンは、地元製パン業者が、どんな具材にも合うシンプルで香ばしい生地に焼き上げた特製だ。頬張るほどに、離任した米軍関係者らが壁いっぱいに落書きをした感謝の言葉にうなずく。

 Shattemo coco(シャッテモ・ココ) 京丹後市網野町島津2145。午前8時半~午後8時。定休日は原則月曜日。0772(66)3766。