ササの香りが漂う加工施設で、手際よく餅を包む女性ら(京都市右京区京北宮町)

ササの香りが漂う加工施設で、手際よく餅を包む女性ら(京都市右京区京北宮町)

 京都市右京区京北の黒田地区で、名物のちまき作りが最盛期を迎えている。地元の女性らがチマキザサの葉で餅を手際よく包んで全国に発送し、爽やかな香りと素朴な味が人気を集めている。

 黒田では昔から、農家らが田植えの後にちまきを作って手伝った人にお礼として配り、嫁いできた女性が帰郷する際の手土産にもしていたという。現在は京北宮町の加工施設で製造し、隣接する商店「おーらい黒田屋」で販売している。

 6月中旬から週1回、女性らが地元産のもち米とうるち米の粉を練った餅をササでくるみ、い草で縛って、せいろで蒸している。多い日は約千本を仕上げるという。参加は2年目の主婦(60)は「軟らかい餅が飛び出さないように包むのは難しい。ササの香りがして、癖になるおいしさがある」と話していた。