京都地裁

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京都市西京区

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 有期労働契約から無期労働契約に転換した直後に講師から事務職に配置転換をされたのは不当だとして、京都成章高(京都市西京区)に勤める40代男性=同市右京区=が30日、同高を運営する学校法人「明徳学園」(西京区)を相手取り、配転の無効確認を求める訴えを京都地裁に起こした。

 訴状によると、男性は2010年4月に契約期間1年の常勤講師として同高で採用され、担任や運動部顧問など正規採用の教員と同じ業務に従事。毎年契約を更新し、21年11月に労働契約法に基づいて無期転換を申し込んだところ、校長から「(無期転換するなら)部活も授業も持たさない」と言われたという。再度申し込み、22年2月に受理されたが、4月から無期契約の事務職として図書館の整理業務に当たることとなり「配転は無期転換権を行使したことが原因」と主張している。

 また、常勤講師は6年目以降は昇給せず、無期転換すると賞与が支給されなくなる給与規定は違法だとして、約1300万円の損害賠償も求めている。

 同日の記者会見で、男性の代理人弁護士は「学校は無期転換されると辞めさせにくいので、(契約期間1年の)常勤講師の方が都合がいいと考えているのでは」と指摘。男性は「やりがいだった子どもたちとやりとりする時間が奪われた。教師に戻りたい」と訴えた。

 同法人は「訴状が届いていないのでお答えできない」としている。