大津地裁

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東近江市

東近江市

 滋賀県東近江市のびわこ学院大の元教授で陸上部顧問だった男性(59)が、大学を不当に解雇されたとして、大学を運営する学校法人滋賀学園に対し、労働契約上の地位確認などを求めた訴訟の判決が30日、大津地裁であり、堀部亮一裁判長は男性側の主張を認め、未払い分の給与などの支払いを命じた。

 判決によると、男性は2014年4月、同法人との間で3年間の労働契約を結び、教育福祉学部スポーツ教育学科の教授として勤務し、陸上部の顧問として指導するようになった。その後、陸上部主将の学生に対する言動が「教員としての適格性を欠く」として、大学側は19年9月12日付で男性を解雇した。

 堀部裁判長は「男性の言動は、意欲に欠ける者に対しては厳しく接する姿勢の表れであったと言える」とした上で、「言動が大学の方針に照らして厳しいものだったとしても、解雇は社会通念上合理性を欠いたものと言わざるを得ない」と結論付けた。

 大学は取材に「まだ判決内容を確認できておらず、弁護士と相談して対応する」とコメントした。