雨漏りで水浸しになった新堂中武道館(今年6月撮影、同中提供)

雨漏りで水浸しになった新堂中武道館(今年6月撮影、同中提供)

 滋賀県草津市の新堂中(新堂町)武道館で屋根の傷みによる雨漏りが激しく、授業に支障が出ている。市教育委員会は屋根吹き替え工事を9月から行う予定だったが、21日、入札が不調に終わったと発表。再入札は来年2月になり、工事完了は当初予定より5カ月遅い来年7月になる見通し。学校側は「数年前から改修を要望してきたのに…」と困惑している。
 同館は1994年に完成し、これまで大規模な改修は行われていない。同中によると、5年ほど前に雨漏りが見つかり、昨夏からひどくなった。


 武道館は各クラスが体育で年約10時間行う柔道の練習で使用。床面積350平方メートルのうち南側半分で特に雨漏りがひどく、雨の日はバケツを置いたり、ブルーシートやタオルを敷き、残り半分で授業を行っている。床板の一部は浮き上がり、梅雨時にはかびが生えるといい、竹田敏彦教頭は「強い雨が降ると日にバケツ7~8個が満杯になる」と窮状を訴える。
 市教委は、屋根の全面吹き替えに5600万円を本年度一般会計当初予算で計上。今年9月から来年2月にかけて工事を計画していた。しかし9月に行った市内7業者対象の指名競争入札では応札がなく、工事費を増額して再入札を行うことを決定。市が21日に発表した本年度一般会計補正予算案に増額分910万円を盛り込んだ。