近年、近畿における中学受験熱が高まっています。

 「中高一貫校で学んでみたい」「この学校の進学したい」と考えた時、その夢の実現のためには、受験に合格しなくてはなりません。学習塾の京進が、最近の中学受験の傾向を分析し、5回に分けてご紹介します。

 少子化が国の課題となって久しいですが、近畿2府2県においては中学受験をする児童は年々増えています。京都の国私立中学の受験者数の合計を見ると、中学受験率は年々高くなっています。京都の状況は、府内の中学受験率の高まり以外にも、同志社大、立命館大の系列校や提携校が集まっているため、滋賀県、大阪府、奈良県などからも受験者が集まってくることからの影響もあります。この中学受験熱の背景には、教育改革への期待と不安、中高一貫校への進学意識の高まりによるものだと考えられます。

 近畿2府2県の21 年度入試では、これまで上昇してきた中学受験率がわずかに下降しています。これは新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が考えられます。中学受験に早くから準備を重ねてきたご家庭は最後まで挑戦を続ける一方で、小学 6 年生の途中から受験を考え、準備を始めるご家庭が例年よりも少なかったという印象があり、中学受験そのものを見送った数の影響が出たようです。

 とはいえ、こうした現象は一時的なものだと予想されます。中学受験により、中高6年間を、