J1京都サンガFCは2日、サンガスタジアム京セラ(京都府亀岡市)で第19節の札幌戦を行い、2―1で競り勝った。10試合ぶりの複数得点を挙げ、3試合ぶりの白星を飾った。
サンガは前半9分、山田の右クロスをウタカが頭で合わせ、札幌のGK菅野がはじいたところをウタカが右足で押し込み、先制点を挙げた。15分には、ゴール前に抜け出したウタカの体を引っ張ったGK菅野が、一発退場処分を受けた。サンガは数的有利となったが、引いた相手を崩せず、サイドを突破されて何度もピンチを招いた。
後半13分、相手CKのこぼれ球からミドルシュートで同点に追いつかれた。しかし45分、武田の左クロスを中央で川崎が前に流し、途中出場の宮吉がうまく収めて右足で勝ち越しゴールを決めた。
宮吉は「良いボールが来たので、うまくコントロールでき、うまく流し込めた。ゴールで勝ち点3を得られたので、うれしい結果になった。チャンスは来ると思っていた。確実にものにできて良かった」とコメントした。
曺監督は「1点取るまでは非常にいい内容だったが、相手にレッドカードが出てから苦しくなったのは反省。1人多いのにあれだけきれいにやられるのは、チームに隙があるから。勝ったからと言って手放しで喜べない。ただ、諦めない、まだまだ上に行きたいんだという京都スタイルを見せられた」と振り返った。
※時間は非公式