保津川のアユ漁解禁時期に合わせた恒例イベント「嵐山・若鮎祭」が13日、京都市右京区の嵐山公園で行われた。初夏の青空の下、焼きたてのアユが振る舞われ、市民らが味わっていた。
嵐山保勝会が毎年開催し、36回目。今年はアユ千匹を用意した。事前申し込み以外にも、嵐山の環境保全のチャリティー基金に協力すると、当日でも食べられる券も配った。
この日は、地元の料亭などで働く料理人約30人も手伝いに駆けつけた。アユを串に刺して炭火にくべ、うちわで火加減を見ながら、じっくりと焼き上げた。家族連れや観光客らは、熱々の塩焼きをたで酢に付けて、おいしそうに食べていた。
夫婦で訪れた男性(81)=右京区=は「身がふっくらして、塩加減もよく、とてもおいしい」と笑顔だった。