ヒノキ林の斜面で大ぶりの花を咲かせるササユリ(滋賀県長浜市西浅井町、奥びわ湖・山門水源の森)

ヒノキ林の斜面で大ぶりの花を咲かせるササユリ(滋賀県長浜市西浅井町、奥びわ湖・山門水源の森)

 滋賀県長浜市西浅井町の「奥びわ湖・山門水源の森」でササユリが見頃を迎えた。ほんのりピンクがかった大ぶりの白い花が散策路沿いに咲き、ハイカーの目を楽しませている。

 ユリ科の多年草で、初夏に直径10センチほどの花を咲かせる。かつては各地の里山で見られたが、山に人の手が入らなくなり、減少している。水源の森では、保全活動を行う「山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会」が2003年、復活に向けて草刈りなどを始めたが、シカの食害が進んだため、08年からは金網やネットで囲って保護している。

 ササユリは順調に数を増やし、湿原南西のヒノキ林の斜面(標高285メートル)には約200株が群生し、甘い香りを漂わせている。同会によると今週末に開花のピークを迎えるという。