わくわく 手仕事。

「しろくまのパンツ」(2012年 ブロンズ新社)

 しろくまのパンツの行方にくすっと笑えたかと思えば、知られざるパンダの秘密に衝撃が走る。「tupera tupera」(ツペラツペラ)が生み出す絵本は、わくわくとどきどきの連続だ。ページをめくる楽しさを思い出させてくれる。

tupera tupera 2002年から活動を開始。絵本だけでなく、雑貨、アニメーション、舞台美術など多彩な分野で活躍する

 ツペラツペラは京都市在住の亀山達矢さん(43)と中川敦子さん(41)による2人組ユニット。パソコンは使わず紙を切り貼りし、さまざまな色と形でユーモラスあふれる絵本を手がけてきた。作品は13言語で翻訳されるなど、世界的に活躍している。

 京都で初となる大規模展覧会では、絵本の原画を中心に、立体やイラストレーション、映像作品など約300点を展示。色鮮やかで繊細な手仕事の世界を紹介する。

「パンダ銭湯」(2013年 絵本館)

 「しろくまのパンツ」は本にパンツをはかせたいというアイデアからスタート。「パンダ銭湯」は、背景は鉛筆とペン、パンダは貼り絵で、パンダの黒い部分は質感の違う紙をそれぞれ使い分けた。2人だからこその発想とこだわりが作品の随所に光る。

「しましまじま」(2006年 ブロンズ新社)

 会場には「パンダ銭湯」を再現したコーナーも登場。会期中にツペラツペラが訪れ、新作を制作する。亀山さんは「子どもだけでなく、大人にも絵本の魅力にふれて楽しんでもらいたい」と語る。

「わくせいキャべジ動物図鑑」(2016年 アリス館)
 


■会期 11月23日(土・祝)~12月25日(水)会期中無休
■会場 美術館「えき」KYOTO(京都市下京区、ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
■開館時間 午前10時~午後8時(入館は閉館30分前まで)
■主催 美術館「えき」KYOTO、毎日新聞社、京都新聞
■入館料 一般900円(700円)、高大生700円(500円)、小中生500円(300円)※かっこ内は前売り、障害者手帳提示の人と同伴者1人の料金。
■問い合わせ ジェイアール京都伊勢丹 075(352)1111(大代表)

©tupera tupera