染田教諭(左)との対談で、自身の経験を語る岩田さん=京都府城陽市枇杷庄・西城陽高

染田教諭(左)との対談で、自身の経験を語る岩田さん=京都府城陽市枇杷庄・西城陽高

 プロ野球阪神で投手として活躍する岩田稔さん(36)が22日、京都府城陽市の西城陽高で講演した。同高野球部監督で元プロ選手の染田賢作教諭(37)との対談もあり、岩田さんは「自分で楽しいと思うことを見つけて取り組めば、必ず新しい発見がある」と生徒たちに呼び掛けた。

 岩田さんは大阪府守口市出身。大阪桐蔭高から関西大を経て、2005年に阪神に入った。1型糖尿病と闘いながらプロ生活を続けていることでも知られ、13年間で通算59勝。09年にはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表チームに入った。

 岩田さんは中学2年で転校したため、シニアチームの練習に自転車で約1時間かけて通うようになった。その時、自転車の楽しさに気付いたといい「環境の変化をプラスに捉えられるようになった。プロでも役立つことのきっかけをつかんだ」と話した。

 糖尿病で入院した際、毎日見舞ってくれた高校の監督や、プロ入り後、腕を下げて投げるようアドバイスをくれたコーチとの関わりに触れ「指導者は自分に成長のきっかけを与えてくれる。なるべく会話した方が良い」。「何とかなる」が好きな言葉といい、糖尿病も受け入れることができたと語った。

 同高が五輪・パラリンピック教育推進事業で実施。スポーツ総合専攻の1~3年119人が聴いた。