縁起物「大福梅」を紙に包む巫女たち(22日午後2時37分、京都市上京区・北野天満宮)

縁起物「大福梅」を紙に包む巫女たち(22日午後2時37分、京都市上京区・北野天満宮)

 新年に向けた北野天満宮の縁起物「大福(おおふく)梅」を紙に包んで準備する作業が22日、京都市上京区の同天満宮で始まった。境内の紅梅殿には巫女(みこ)が集まり、神社で収穫したあと乾燥させた梅の実にシダ科植物のウラジロを添え、手際よく包んでいった。


 平安時代に疫病がはやった際、元旦に「王服」と呼ばれる梅入りの茶を飲んで疫病退散を祈った行事が起源といわれ、現在では縁起のよい「大福」の字をあてている。
 正月に大福梅を入れた湯や茶を飲むと一年を通して健康に過ごせると信じられ、神社では12月13日から25日の終(しま)い天神のころまでに約3万袋を授与する。
 6個ずつ入った梅は大小があるためきれいに包むのに苦心するといい、巫女の一色紗里さん(25)=宇治市=は「一つ一つ丁寧に採取した実。お参りに来る方たちの健康を祈って調えています」と話した。大福梅は1袋700円。