盗まれた飛び出し坊やとほぼ同型の織田信長をモデルにした看板(近江八幡市内)

盗まれた飛び出し坊やとほぼ同型の織田信長をモデルにした看板(近江八幡市内)

 滋賀県近江八幡市の安土中の生徒たちが、地域ゆかりの織田信長や近江牛をモデルに手作りし、学区内に設置したばかりの交通安全看板「飛び出し坊や」が、22日までに7基なくなっていた。警察は窃盗事件とみて調べている。住民や生徒たちは「交通安全の願いが込もった看板がなくなって悔しい」と悲しんでいる。
 看板は、同学区まちづくり協議会が地域活性化案を募る「あづちチャレンジ」の一環。生徒約40人が企画から1年かけて、信長などを題材に6種類27基を作り、今月9日以降、各自治会が順次、通学路などに設置してきた。
 近江八幡署などによると、9~22日に全種類が1基以上盗まれたといい、生徒制作の看板を狙った連続窃盗事件として捜査を進めている。
 生徒たちは来月以降、看板を作り直すという。制作の中心となった美術部長の2年橋野心結さん(14)は「友達や家族に『見たよ』と言われうれしかった。本当に悔しいけど、次はもっと良いものを作る」と意気込む。大船戸自治会の田井中津義会長(51)は「作ってくれた子たちのためにも、早く解決してほしい」と願う。