ほとんど無くなった誕生日ケーキの中からかろうじて果物を手にすることができたロジャー(左から2匹目)=左京区・市動物園

ほとんど無くなった誕生日ケーキの中からかろうじて果物を手にすることができたロジャー(左から2匹目)=左京区・市動物園

 京都市左京区の市動物園で16日、チンパンジーの赤ちゃん「ロジャー」の1歳の誕生日会があった。ケーキに見立てた果物や野菜がプレゼントされ、来園者が祝福した。

 ロジャーは昨年6月13日生まれの雄。母ローラと父ジェームスの子どもで、両親を含む6頭で類人猿舎で暮らしている。

 この日は園舎に「ケーキ」が置かれると、兄で6歳のニイニらが真っ先に飛びついた。ロジャーがなかなか食べられないでいると観客から「あげてよー」と声が上がった。それでも最後に残った果物を手にすると観客もほっとした様子で見守っていた。

 伏見区から訪れた女児(5)は「かわいかったけどちょっとかわいそう」と複雑な表情。飼育員の板東はるなさん(31)は「社会的な行動を身につけるためには餌の争奪は必要。だけどあとでこっそりあげようかな」と苦笑していた。